季節の逸品

 亀廣永  『  したたり  』 

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七月に入り、明日は七夕。それがすんでしばらくすると鉾町では山鉾が姿をあらわします。今回は、祇園祭の菊水鉾に献上するお菓子、亀廣永さんの『 したたり 』を ご紹介します。

華やかな蛇の日傘

菊水鉾は、金剛流のお能の中にある「枕慈童(菊慈童)」の菊の露のしたたりを呑んで七百歳の長寿を保ったという、故事にちなんで作られた鉾です。幕末の1864年に兵火で焼失しましたが、昭和27年に復興されました。。

その昔”菊の井”のあった鉾町では、毎年7/13〜16日までお茶会が催されており、以前は生菓子が出されていましたが「祇園祭にちなんだお菓子を」という声が高まり、このお菓子が作られました。以来、菊水鉾に献上する御菓子としてお茶会でも使われています。『したたり』の名は、当時の八坂神社の宮司、高原美忠氏が名づけてくださったそうです。

糸飾りが美しい日傘

琥珀色の『したたり』は、見た目にも涼やかで口に入れるとほろりとくずれ、後味の良い甘さと、黒砂糖の香りがほのかに広がります。祇園祭りの頃になると多くの人が『したたり』を求めて来られます。そんな人達に更に喜んでもらいたいといつも工夫を重ねて作っておられるそうです。

和菓子という形で、祇園祭に携われることが本当に自分の喜びだと語られる言葉からも、祭への敬意と『したたり』に対する深い想いが伺えます。

素朴な番傘と渦巻模様

宵山の間は、鉾先でも『したたり』を求めることができるそうなので、お出かけしてみてはいかがですか?

地図

 亀廣永『 したたり 』
〒604-8116 京都市中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359 
TEL:075-221-5965 時間:9:00〜18:00 定休日:日・祝定休 

         

投稿者 mvkyoto : 2006年07月06日 17:00

コメント

ほんとうに 美味しかった!
初めての食感です

ホロホロと口の中で
黒蜜がとけて「したたって」くる!

シンプルだけと 丁寧な味です

ご主人も丁寧に対応をしてくださいました

東京では購入できないので
沢山お土産にて買って帰りました

投稿者 かず : 2007年04月18日 13:25


おいしそうですね。

投稿者 いっさ : 2006年07月20日 12:52


綺麗ですねぇ!
和菓子も芸術ですよね☆
見ているだけで涼しくなる、そんな和菓子ですね。
あ〜!おばぁチャンの家の縁側で扇風機にあたりながら食べたい・・・(^。^)

投稿者 太郎チャン : 2006年07月14日 15:50


暑い夏の京都で、「涼」を感じさせてくれる色合いで、そしてとってもおいしそう!
和菓子好きの私の食欲をそそります。

少しお店までは遠いですが、この夏中には必ず伺いたいです。

投稿者 和菓子大好きっこ : 2006年07月11日 17:14


「したたり」いただきました。上品な味でとっても美味しかったです。あと「うちわ」の形をした琥珀糖も、とっても可愛いけど、この他に「あゆ」や「青もみじ」もあって見ているだけで夏を感じました。

投稿者 yuki : 2006年07月11日 12:50


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